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2012.04.21 (Sat)

平清盛「さらば父上」

先週の大河ドラマ「平清盛」は何やら、突撃したようなシーン
で終わりました。

今週はここからドラマが始まります。
源為義が藤原忠実の命を受けて、長男忠通の屋敷に押し入り
藤原摂関家の家宝「朱器台盤」を奪い取り、忠実に届けます。

一方、忠盛は高野山の寄進で鳥羽法皇から褒美を受け、清盛は
安芸守に任じられ、安芸を訪れ帰って忠盛に報告したのですが
体調の良くない忠盛は・・・・・・


今週は、いきなり為義の押し込み強盗から始まりますが、なぜ
藤原忠実は為義に命じたのか?
NHKのHPには、藤原忠実と長男忠通は対立と書いてますが
それ以上の事が書いてません。

ドラマから受ける夫々のイメージは、配役的にしっかりした
父ちゃんの忠実(國村隼)、ちょっと弱そうな長男忠通(堀部圭亮)
頭が良くて、やんちゃな頼長(山本耕史)というところでしょうか

ところが実態は違うみたいなんです。
まず3人の生年と没年及び官位を書いてみます。
藤原忠実 1078年~1162年
                1106年~1120年・摂政関白太政大臣・従一位

藤原忠通 1097年~1164年(忠実18歳)
                1121年~1158年・摂政関白太政大臣・従一位

藤原頼長 1120年~1156年(忠実42歳・忠通23歳)
                1149年~1156年・左大臣・従一位

官位の所に書いてある摂政と関白の説明ですが、天皇を補佐する唯一の人物で
藤原家自慢の地位なんですね

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官職の国政一般を行う太政官は
  ・太政大臣---最高の官職で名誉職
  ・左大臣-----実質の機関最高位
  ・右大臣-----左大臣の補佐役
  ・大納言-----次官の最高位

 
忠実は超エリートの家系で、早くから次官の中納言になったのですが、もう一つ
決め手や政治的判断に欠け、関白にはなかなかなれなかったのです。逆に白河法皇
からも怒りを買い、「お前はもういらん」とも言われたりしていたんです。
だから忠実は、最高位の摂政関白になりたく追いかける人生を過ごすのです。

28歳になって堀川天皇の時、なんとか関白になれたのです。
その後鳥羽天皇の時に摂政関白を務めますがも、政治的失敗は続き、信用は上がり
ませんでした。
そんな時、白河法皇が忠実に娘の勲子を、鳥羽天皇の所に入内を勧めたんですが
それをを断っておきながら、自分が反対した璋子(待賢門院・檀れ)が鳥羽天皇に
入内したのを驚いて、今度は自分が娘のを勲子を入内させようと工作するのですが
それを白河法皇にバレテしまいます。
白河法皇としては、「俺の立場はどうなんねん」と、そりゃ怒りますわな
忠実は政治の世界から追放されて、謹慎処分となってしまうのです。

人物像としては、しっかりした國村隼さんよりどこかの国の大臣で、質問に答える
にも「あ、あ、あの、あ~もし、もしもし・・いや、もし・・・・・」
と言ってる人に近かったりしてね(笑)

この人10年程、宇治で謹慎するんですが、ま、することも無いのでHしてたんで
しょうね。その時生まれたのが、忠実が42歳の時、出来た子で頼長なんです。
忠通は23歳でした。親子程、歳が違います。

忠実が謹慎した時の代わりに摂政関白になったのが、長男の忠通です。
忠通は堅実に仕事をこなし、天皇や法皇の信頼を得て、安定した地位になるのですが
謹慎を終えた父、忠実は摂政関白に戻りたいんですが、息子がいて面白くない
 「父ちゃんにも、その座を何とか譲ってよ」
息子は「何言うとんや、これは俺が実力で取ったんや、父ちゃんは隠居したら」と
全く譲る気も、尊敬する気もありません。
そんな事が続いて、対立していくのです

一方、忠道に悩みが無かったというと、そんな事はありません。
長男忠通には後を継ぐ男の子が居なかったのです。
だから、ここからはメチャ複雑なんですが、次男の頼長を養子として受けるんです。
現代では考えられない事で、親子や兄弟の関係はもう無茶苦茶ですわな

ところが、諦めてた忠通に40才を過ぎた頃から待望の男の子が生まれるのです。
そこで忠通は
「今までの話、無かった事にして・・・自分の後継は息子に譲るから」
とほざくのです(笑)

そりゃ頼長は怒りますわな
「今までの話はなんやったんや、俺に保険掛けとったんか」
ついでに父ちゃんも、お零れで政界に戻れると思ったのが夢となります。

ここから忠通 対 忠実&頼長組のタッグマッチが始まるのです。
そこで父ちゃんの忠実は家宝の「朱器台盤」を忠通に渡してたのを思い出して
「ワシの後継は忠通やない、頼長や」と言って、無理やり取るために
源為義に命令して、あの場面となるのです。

長くなりましたが、こんな裏話があったのですよ。

それでは日曜の大河ドラマ「平清盛」をお楽しみください!


過去の説明は、HPに纏めています⇒

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テーマ : 雑記 ジャンル : 日記

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